明治学院では、キリスト教に基づく人格教育を目指し、次のような《年間主題聖句》を掲げております。
2022年度年間主題聖句
主題
「隣人と共に生きる世界市民の育成」実現のために
聖句
「神の国は、見える形では来ない。
『ここにある』 『あそこにある』 と言えるものでもない。
実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」
(新約聖書・ルカによる福音書17章20b~21節)
“The kingdom of God is not coming with things that can be observed;
nor will they say, ‘Look, here it is!’ or ‘There it is!’
For, in fact, the kingdom of God is among you.”
(NRSV)
聖句の説明
世界は戦争、災害の頻発、抑圧、貧困などの大きな痛み苦しみを抱え続けていますが、わたしたちはこのような状況を好転させる力が十分に働いていない現実を生きています。そして今、コロナ禍という出口の見えないトンネルの中で息苦しさを覚えています。
イエス・キリストは、わたしたちが隣人と共に生きる世界を具現化するとき、もうそこに「神の国」はあるのだ、と教えられました。神の国は、我々自身が互いに愛し合って生きる新しい人とされ、さらにその我々が愛に生きる人間を生み出し続けることによって完成する、と言われています。それは、まさに明治学院に託されている大切な働きです。
法人事務局 キリスト教センター