明治学院では、キリスト教に基づく人格教育を目指し、次のような《年間主題聖句》を掲げております。
2024年度年間主題聖句
主題聖句
人はパンだけで生きるものではなく
神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる
(新約聖書・マタイによる福音書4章4節)
※聖句の引用元:『聖書協会共同訳』聖書
※聖句の引用元:『聖書協会共同訳』聖書
“’One does not live by bread alone, but by every word that comes from the mouth of God.”
(NRSV, MATTHEW 4:4)
聖句の説明
公生涯(※)を開始するにあたり、イエスは荒れ野で四十日四十夜断食されました。その空腹時に悪魔から「神の子なら石をパンにしてみろ」という試みを受けられると、イエスは旧約聖書・申命記8章3節の言葉をもってこう答えられました。
生きるために食物が重要なことは言うまでもありませんが、人間は単なる肉体の維持だけでなく、日々思考し、探求することによって生きる存在です。今だけではなく、過去を思い返し、未来を思い描きながら生きる神の似姿です。
そのような人間を真に生かすのが聖書に記された神の言葉であり、それは人生の道のりを照らす灯となるものだ、とイエスは言われるのです。
※「公生涯」・・・イエス・キリストは約二千年前にユダヤのベツレヘムで生まれ、エルサレムのゴルゴタの丘で十字架につけられて三十年余りの地上の生涯を終えました。その最後の三年足らずをガリラヤ湖周辺で、神のことを人々に伝え、困窮している人々を励まし助け、弟子たちに教え、彼らを伝道地へと派遣して過ごされましたが、イエスがそのような宣教活動に取り組んだ期間を指します。
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